JF6DEU blog
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保証認定についての疑問(愚痴)JARDの保証認定制度について。
例えば私の持っているFT-767GXXが「不良品」で、「高周波成分が漏れていた」場合、JARDは現物を測定せずにOKにする。 その理由は、JARD側で試買などして集めたFT-767GXXが新スプリアスに合致していたから。 ...ここまではまだわかる。 電波利用の申請時に「電波法第三章の規定(電波の質などを定めた法令)に合致する」と申請者自らが確認し、申請しているから。 申請者は自分で無線機を測定し、先述した第三章の規定に合致していると確認してから申請しなければならない。 私はオシロスコープについていたスペアナ機能で確認した。 ただ、このオシロは20MHzまでの確認であり、校正もされていない機器なので正確なことは言えない。 しかし、無線機を作った会社(この場合は八重洲)が製造時に第三章の規定に合致していると確認しているので、ここではチェックを入れる事ができる。 さて、問題なのはここから。 新スプリアス規格が出ていない頃は、無線機を申請することが簡単であった。 送信機を電波法に合うように作り、(HF帯の場合は)周波数を正確に測定できる装置を作れば送信機系統図を書くだけでスプリアス測定などは求められなかった。 私も水晶差し替え式のCW送信機ぐらいなら作れるかも、と思っていた。(実際そんなに簡単なことではないと思うが) しかし、新スプリアス規格ができた頃からこの「自作道」は少しずつ崩れていった。 この新スプリアス規格でお金を求めるようになってきたのだ。 終段の名称と電源電圧、送信機系統図、出力でもらえた免許が、「JARDに献金」してからでないともらえなくなった。 このお金が本当にスプリアス確認のためだけに使われているとは到底考え難い。 自分で確認するのは認めない(=信用しない)ということなのか、とも思った。 また、メーカー機器でも「保証可能リスト」を作っている。 スプリアス確認保証という名の献金を作っているとしか考えられない。 自分で測定しても認められないのはやっぱりおかしい。 何を保証しているのかわからない。 ちなみに、総通に問い合わせたところ、「前は認めていた自作機でも、今申請するならJARD通してくれ」とのこと。 平成19年以前では認めていたのも、スプリアスが出てるかもしれないので認めない...らしい。 | |||||