JF6DEU blogオーディオの世界/アンプ
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CUBE 40というアンプを¥100-で入手。
早速電源を入れてみる。 ...「バンッ」と音がして電源が入らなかった。 原因はスピーカーにDCがかかったことだった。 テスター片手に調べていくとどうやらプリアンプがおかしいらしい... ...ということでプリとメインを繋ぐ線をカット。 ポタアンを作るには全く必要ないからだ。 さて、今回なぜポタアンを作るかというと、いつも外部公演で小さいアンプを持って行っていたが、そのアンプが壊れたからだ。 原因は過大出力。 LM380だったが、Made in China chipでサーマルシャットダウンが効かなかったみたいだ。 ICを張り替えるのは面倒なので(そっちの方が早い気がするが...)これを機会にもっと大出力のものを作ろうと思った。 ...そうして某リサイクルショップに行ったところ見つけたのがこのCUBE 40。 Roland製だ。 とりあえず回路図を見つけたので貼っておく。 | ||||||
修理その1 感電&改造プラグを触ったその時、感電。
コンセントを近くにあった銅板に触らせて電荷を抜いてからコードを持ったままシャシーに触れてまた感電。 いろいろ大変だ。 ...というわけでいろいろショートさせてから開腹。 結果、スイッチの間にあるコンデンサとシャシーについているコンデンサを削除。 いくらノイズ対策をしてるといえど、ユーザーが感電するほどとは如何なものか。 ...っと今のRに言ってもあっちはどうせスイッチング電源だろう... そもそも、トランス電源は高圧側にはコンデンサは要らない。 パスコンならまだしも、感電するような要素を作るのがいけない。 コンデンサによってスイッチの接点も痛む。 悪いことづくしだと思う。 ...で、早速改造ポイントを割り出し。 | ||||||
修理その2 発振&大きな遠回り改造した後に通電するといきなりヒューズが飛んだ。
原因は異常発振だった。 電源を入れた数秒は安定するが、30秒を超えるとおかしくなるらしい... ...で、結果はアースが取れてなかっただけ。 たったそれだけで治った。 Trのコレクタをアースで兼ねているためだったらしい...が、ノイズかもしれない。 どちらに考えるかはお任せする。 | ||||||
最終形最終的に以下のようになった。
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終わり...ではなかった。
この後、なんか高音で発振するなぁ...と思って帰還抵抗にコンデンサをパラでつけたりLPFをつけたりといろいろと試してみましたが症状が変わらず... 結局自作の電流プローブまで持ち出して測ったところで、ふと気がついた。 「スピーカーがほとんど動いてない...のか...?」 確かに低音を入れた時もほとんどスピーカーが振動してなかったような気がする。 ...結局スピーカーのボイスコイルが錆で固まっていて、電流がアンプ側に戻ってたことが発振の原因。 古いものだから仕方ないか...と分解してみた。 ...が、マグネットを割ってしまったので昔のラジカセから取った5Ω30Wのものを拝借。 元のスピーカー穴を塞ぐように木の板でとめた後、新しいスピーカーの穴をジグソーで切り取り。 結果は大満足の音になった。 | ||||||