JF6DEU blog

日記/2025/9

2025/9/18

2025年9月18日 作成

あれ?もう日記更新するの?
妙に更新間隔が狭い日記。
なんか怪しいことを書いている...というわけでもなく、ただ回想したくなっただけ。(?!)

...ってことでこの段落は以上!(お知らせは簡潔に書くけど、普通の記事でここまで簡潔に書いたのは初めて...かも?)
アマチュア無線の回想...?
さて、アマチュア無線を始めてから3年が経った。
その始まりは小学生に遡る。

その昔、私が小学生の頃の話。
お誕生日に特小の無線機を買ってもらった。
そして次の日ぐらいに小学校へ片方を持っていき、家が近い一人に渡した。
「一緒に夜8時ぐらい、話してみん?」
その夜、私は布団の中からこっそり喋った。
「...(友人の名前)、聞いてる?」
応答を待つその間、ほんの1、2秒がものすごく長く感じた。
しばらくして、FM変調の独特なノイズ混じりの音が聞こえた。
「これ、聞こえてるか。」
Sメーターはないが、スケルチの合間から30ほどで来たそれは間違いなく友人の声だ。
LINEがまだそれほど普及しておらず、家電を親から怒られるまで使っていた私にとって線を引かずに会話ができることは驚き以外の何物でもなかった。
「これ、お金かからないよな、」
友人が後に何かを喋ったが、雑音に紛れてほとんど聞こえなかった。
すぐさま立ち上がり、ラジオの受信点を探るように家の中を歩き回った。
そうしてたどり着いたのは...ベランダだった。
「こっち聞こえた。お金かからない。だって電話じゃないもん。」
「お、ものすごい聞きやすくなった。俺は今布団の中でこっそり喋ってた。」
「自分も。すごい!聞こえた!」
この日から私は家電をかけすぎて怒られることは無くなった。
その後、違う地区の場所までは届かない、公園まではギリギリ届くなど伝搬実験を繰り返していたが、いつしかブームは去っていった。

きっかけは親の一言だった。
「電気関係の集まりがあるみたいだから行ってみる?」
それはハムの集いだった。
実際に伺うと、そこには未知の世界が広がっていた。
アマチュア無線の世界だった。
いろいろな話を聞きながら、私は『小学校特小探検』を思い出した。
「これ、地域の人とお話できますか?」
「いや、そんなもんじゃない。アンテナ張れば世界とも話せる。28MHzで海岸にモービルホイップで出た時、電話で海の向こうまで届いたのは今でも覚えてる。ハンディ持って山に登れば山口や広島まで。届く時は遠いところが取れる。」
幾らか言葉がわからなかったが、ただ一つはわかった。
『これで遠くと話せる。』
その一つだ。

中学から高校に上がる春、私は資格を取得した。
「この国家資格、受けてみる?」
親の一言で決めたそれは、第四級アマチュア無線技士だった。
無線工学はほんの少し勉強すれば取れそう、そして法規は覚えればすぐできそうだった。
直前に第二種電気工事士を取得した甲斐もあってCBT試験、一発合格。
その後3アマを取得した。

3級の免許証が届いた頃、父はいくつかのガラクタを持ってきた。
「この無線機で開局してみるかい?これあげるから。」
それは、今でも使っているTM-941とTH-77だった。
「昔スキーで使ってたから、今でも使えるはず。」
ボタンはスポンジの劣化で全て外れていたが、マイクやアンテナなどはまだ使えそうだった。
そして開局し、取得したコールサインはJF6DEUだった。

初めて声を出したのは、学校に行く途中だった。
肌身離さず持っていたTH-77に、何かの気がして電源を入れた時だった。
スケルチの使い方など何一つわからず、ただ周波数を合わせれば交信できるとだけ思っていた。
適当にダイヤルを回していると、ある声が聞こえてきた。
「ごめん、交信をお願いします!」
ブレークなども言わずに、大変迷惑なことを言ってしまった。
少しして、声が返ってきた。
「こちらはJA6.......コールを言ってください。」
「コールですか?初めてで...」
「無線局免許状っていう紙があるはずです。そこに書かれています。」
「少し待ってください。」
ログブックに挟んだ常置場所に置くはずの免許、携帯する免許と確認をし、JF6DEUであることを言う。
呼吸を整えて、その3秒後、PTTを握った。
「JF6DEUです。よろしくお願いします。」
「えー、初コールですかね。RST59です。」
「59って何かの数字ですか?」
「今、無線機にメーターがありますよね、それが上までなっていれば59です。」
「じゃあ、59になっています。」
そして、初交信が成立した。
その後アマチュア無線のマナーやルール、リグの使い方などを教わった。
その日は学校に遅れたことは言うまでもない。
今思い返せば、私はなんとも迷惑な人だった。
何一つ無線を知らなかった。
暖かく接してくれたJA6.....さんには深く感謝している。
直接感謝を伝えたいと幾度も思ったが、未だ2回目のQSOには至っていない。

その後、違法ダンプの無線に応答してしまったことや、コンプレッサを効かせすぎて質の悪い電波を発射してしまったことなど幾つもの失敗を重ねながら、今の運用がある。
この3年で幾つもの失敗をして、学んだ。
未だに人に教えられるまでには至っていない。
まだまだ勉強中だ。
なんだ、小説家い!
...と、つらつら実際の出来事を書いていきました。
一応3年間はこんな感じで過ごしてました。
それではまた次の日記で。


...なんだ、小説家かい!圧縮して「小説家い!」
ちなみについ昨日はアンテナのメンテナンスを怠ってしまい、大変な仕打ちを受けてしまった。
まだまだ勉強中、こんな無線家だけどよろしく。

アマチュア無線、何年続けるんだ...