JF6DEU blog舞台技術情報
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光の出し方まず左から順番に説明していきます。
紫で囲ったものはフラッシュボタンで、このボタンを押して上のLEDを「FLASH」に合わせた状態でフェーダー下のボタンを押すと一気に100%までフェーダーを上げることと同等になります。また、指を離せばフェーダーにセットされている値が出ます。 その隣に赤で囲ってあるのは作業灯です。これはステージ内で作業をする際に使います。作業しているとき以外は消しておきましょう。 緑で囲っているものはボーダーです。これは作業灯のようにステージ内を均一に照らせますが、演劇では使用しません。袖幕などが明るくなってしまいます。 黄色で囲っているものは地明かりです。これは舞台全体を均一に照らすことができますが、真上から照らすために演者の顔は見えません。これがないとステージが味気なくなるので絶対に必要です。 オレンジ色で囲ってあるものはサスのTOPです。これは下手、真ん中、上手の三つに分かれています。それぞれくっきりとそのエリアにいる人だけを照らせます。後のネライと一緒に使います。 水色で囲ってあるものはホリです。#73はブルー、#59はグリーン、#22はレッド、#40はイエローです。この4つの色番号は必須ですので覚えておきましょう。どれも東京舞台照明のカラーフィルターの色番号です。 黄緑で囲っているものはシーリングです。これは下手、上手の二つがあります。どちらもつけておきましょう。これは客席天井からの光ですので顔を見せるときには必須です。緞帳が下りているときにはこれを消しておきましょう。ネライは上述したサスの下中上と対応しています。これをつけると顔が見えるようになります。 場所によっては2CLもあります。これはCLからステージまでが近い小劇場などに多いです。これがないと奥にいる人の顔が見えません。 ピンクで囲ってあるのはSSです。これは特殊効果として人の輪郭をくっきり見せるために使います。よく4つぐらいありますが写真を撮った場所は小劇場なので2つしかありません。 その次に水色で囲ってあるものはLHです。UHが上についているのに対し、LHは床に置いてあります。 | ||||||
クロスフェーダーの使い方写真撮影時は作業灯を使用したちょっと特殊な劇の最中です。
赤で囲ったものは段選択ボタンです。三段あるうちのどこの段をAに、どこの段をBにするかを選びます。赤色に点灯している時はその段の明かりがついているときで、緑色に点灯しているときはその段の明かりが消えているときです。OFFはその名の通りすべての明かりが消えている状態が入っています。場合によって使用します。また、変な明かりを出さないようにクロスフェーダーを使わないときはOFFに設定することをお勧めします。 オレンジで囲ったものはクロスフェーダーです。使いこなすには少しコツがいります。A側のフェーダーは上に行くほど100%に近づき、B側のフェーダーは下に行くほど100%に近づきます。つまり、AからBにゆっくりと変化させていくことができます。この際、左右をずらして変更先の明かりが50%を越したところで変更前の明かりを60%以下にするなどのテクニックが必要です。 黄色で囲ったところは舞台には影響しない場所です。ここを回すと卓の上に取り付けられた照明の明るさが変わります。MARUMOの卓はだいたい右の手前についています。 ちなみに作業灯や客電が入っているフェーダーはフリーフェーダーと言い、その段が選択されているかに関わらず使用できます。 これは卓の設定で変更できます...が、知識がなければ触らないようにしましょう。 最悪、パッチの情報が崩れて時間をものすごく取られます。 また、いろいろな苦労が無駄になります。 | ||||||
練習問題以下はうち父自主公演のフェーダーです。全体明かり(全照)を作るにはどこをどう動かせばいいか当ててみてください。
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丸茂のやつ載せようかなぁ...著作権的に引っかかりそうなので載せるのをためらっています。
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